出産手当金&育休給付金について熱く語る。~地獄の半年無収入。手当の入金が遅いワケ編~
復帰日も決まって育休給付金の入金も残すところあと2回になりました。
産前から各手当について勉強して、実際に手当をもらうようになって分かったことがたくさんあります。
今回は、これから産休・育休に入る方に向けて、出産手当&育休給付金について熱く語りたいと思います!!!
(素人の経験談なので間違っている・違うケースもあると思います)
【目次】
- 【はじめに】無収入期間をカバーする手当
- 【落とし穴①】出産から育休給付金入金まで「4カ月超かかった」
- 【落とし穴②】出産手当金が育休給付金よりも早く入金されるとは限らない
- 【入金が遅いワケ】出産手当金の場合
- 【入金が遅いワケ】育休給付金の場合
- 【わたしの場合】入金までかかった日数一覧
- 【最後に】産前に“最低半年は暮らせる”貯蓄を
【はじめに】無収入期間をカバーする手当
まず産休・育休中にもらえるお金ですが、
・産休中の無収入をカバーする ⇒ 出産手当金
・育休中の無収入をカバーする ⇒ 育児休業給付金
という2つがメインになります。図で説明するとこんな感じ。
しかし、お休みに入ってすぐもらえるわけではありません。
実際に入金されるまでかなりのタイムラグがあります。
【落とし穴①】出産から育休給付金入金まで「4カ月超かかった」
わたしの場合、出産日から最初の育児休業給付金(以後:育休給付金と略します)が入金されるまで125日。4カ月ちょっとかかりました。
↑ わたしのように出産日から入金まで125日かかっていた場合で、産前休暇をフルで取っていると166日間無収入だったことになります。(実際は産前ギリギリまで働いていたのでもうちょっと少ないです)
お休み中も給料が出る超ホワイト企業でない限り、産前休暇から給料がなくなるので、半年ほど無収入生活になると考えておいた方がいいと思います。
【落とし穴②】出産手当金が育休給付金よりも早く入金されるとは限らない
「でも育休よりも産休のほうが先なんだし、先に出産手当が入るよね?」
と思われる方もいると思いますが、出産手当が育休給付金より早く入る保証はないんです。
理由は、
・お金を出してくれるところが違うから
・申請の手順も違う
という2つです。
【入金が遅いワケ】出産手当金の場合
出産手当金は健康保険から、育休給付金は雇用保険からお金が出ます。
まず出産手当金の入金までの手順ですが、
① 産休が終わってから
② 健康保険側が審査し
③ 会社に入金されて
④ 会社から個人に入金される
という流れです。
健康保険側の審査は、
・この人が産休中に給料をもらっていないか
・産休が何日あったか
・そこから手当の金額を算出する
という内容なので、「産休が終わって、日数が確定しないことには動けない」というのが、入金の遅い理由の一つになると思います。
産後休暇は56日間なので、どんなに早くても産後2カ月は無収入にならざるを得ません。
もう一つの理由は、会社を通して入金されるから。
お金が健康保険 ⇒ 会社 ⇒ 個人と流れていくので、どこかが躓けば入金が遅くなります。
わたしが勤めている会社の場合、健康保険側から入金があっても、次の給料日まで入金作業はしないスタイルでした。
タイミングが悪く給料日後すぐに健康保険側から入金があったので、さらに1カ月ほど伸びる形になったのです。
【入金が遅いワケ】育休給付金の場合
育休給付金は2カ月ごとに振り込まれます。
入金までの流れは、
・2カ月ごとの期間が終わってから
・会社が雇用保険側に「この人は給料をもらっていません」という証明を提出して
・雇用保険側が審査し
・個人に入金される
といった感じです。
最初の育休給付金の入金は、3月1日まで産後休暇で、3月2日から育休になった場合、5月2日に2カ月ごとの期間が終わって、そこから申請作業が始まります。
産後休暇56日+2カ月となるので、どんなに超スピードで申請しても出産日から4カ月弱は入金されないと思っていた方がいいと思います。
育休給付金は会社を通して申請が行われるので、会社での申請が遅れると入金もまた遅れます。
さらに雇用保険側は土日祝は稼働していないようなので、連休がある月は遅れがち。真実かは分かりませんが、一回目の緊急事態宣言時、コロナで失業者が多くなり作業が遅れているという噂も聞いたことがあります。
【わたしの場合】入金までかかった日数一覧
参考までに、これまでの入金金額と入金までの日数をまとめてみました。
↑ 2021年3月7日以降はまだ入金されていないので予測です。金額の計算はややこしいのでまた改めて記事にします。
期間が終了してから入金されるまでの日数ですが、わたしの場合は5日~22日とバラバラでした。
早いときはめちゃめちゃ早いんですけどね。
【最後に】産前に“最低半年は暮らせる”貯蓄を
これから産休・育休に入られる方に伝えたいのは、最低半年は無収入でも暮らせる貯蓄をためておいてほしいということです。
特に夫婦で一緒に育休をとる方たちやシングルの方は、世帯収入が一時期ゼロになるということなので、しっかり蓄えておいたほうが安心だと思います。
ただ、入金日が分からないだけであとでちゃんとお金は振り込まれるので、とりあえず入金までを乗り切るためのお金を確保してもらいたいです。
本当はこんなこと気にせず、スピーディーに収入を保証してもらうことが理想ですよね~。
男性も育休をとろうという流れを進めるならより一層、お国に改善していってもらいたいなと思います。